民の竃(かまど)の話をご存知ですか?仁徳天皇ですが、その先代の応神天皇の時代に論語が日本に伝わってきています。仁徳天皇も多少は論語の影響を受けたのではないかなと思われます。
その民の竃(かまど)というのは、仁徳天皇が民のかまどから煙が立っていないのを見て、民はご飯を食べられないくらい困窮しているということを察し、3年間税金は徴収しないことを決めました。その結果、かまどから煙が出ているのを確認して、皇后に「私は富んでいる」と話します。3年間税収もなく皇居のメンテナンスも止めていたので雨漏りしたりしていることから皇后は「なぜでしょう?」と尋ねました。仁徳天皇は「民の富が私の富である。民は私の大御宝だ。」と述べました。
私のウルオボエな内容なので細かい部分はおいておいて、こんなやり取りがありました。仁徳天皇といえば、日本で最大の前方後円墳です。貧困も経験しながらも、最大の古墳ができるほど栄えていったのではないかなということがわかります。
ちょっと戻りますが、仁徳天皇は民を大御宝と言いました。とっても大事な宝ということです。まるで民は我が子のように。
私達はそんな宝って言ってもらえるような存在でしょうか。
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